Gunosyという嗜好とアルゴリズムという思考

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 Gunosyとは、「興味にそったニュースや記事をあつめてくるサイト」というコンセプトです。毎朝、休むことなく前日に話題になった記事から私が興味を示しそうなものを送ってきてくれます。

 毎朝、それを通勤途中の地下鉄の中で読むのが日課。ひと駅ごとに新しい記事が開けてスタイルが調度良いのです。私にとっては、「最近、興味があったことを分析して、読めていない記事を紹介してくれる朝刊サービス」という認識を確立しています。ただし、すでに読んだか読んでないかは、私自身が判断しているのが現状です。

注目されるWebサービス、Gunosy

 役立つか?役立たずか?、と言われたら役に立ってます。自分が興味を持っていることで読んだことのない記事と遭遇できるのはとても嬉しいことです。だだ、「昨日、その記事は読んだよ」というのが8割ぐらいを占めるようになってしまったのも事実です。

 でも、これは、Gunosyが悪いわけではありません。私の癖で、Gunosyが紹介してくれた記事があるサイトはチェック頻度があがるためです。その癖こそがアルゴリズムなのですが、それは後述いたします。

 あとは、同系統の記事がどっと押し寄せてくることがあります。例えば、「いつかはゆかし批評」の記事を読んだときは、5つか6つほど、「いつかはゆかし」の記事に占領されてしまいました。これは、配信する記事同士の相関をきちんと処理できていないところに問題があるのでしょう。些細な問題で今後改善していくと期待しています。

注目のGunosy

 さて、そのGunosyですが、最近ちょっと脱線気味な感じで話題になってるそうです。なんでも「堀江貴文氏」が絶賛したそうで、そこで燃え上がったとか。私としては、「永江一石氏」が評価した時点で大満足でしたが堀江氏までもが評価したのは、サービス開始から応援している身としては嬉しい限りです。

 でも、そのことにより、Gunosyのちょっと融通が効かない部分を指摘する記事が出てきて、あれやこれやと悪い方向にも話題になったそうです。

 そして話題になると私のような野次馬が記事を書いてしまうわけであります。でも、ユニークな記事にはしたいなぁ。

Gunosyの課題

 先に書いておくと、個人的に思っている「Gunosy」の現状の課題は、「リアルタイム性が出せないのでSNS系のWebサービスより情報の伝達速度が遅い、けど昨日読んだ記事より深イイ話が送られてくるわけではない」という点です。

 これは、朝刊と書いたところにも意味を含んでいまして、現実の世界でも、テレビはリアルタイム性が高く、新聞は翌朝にしか来ないというのと同じです。だからといって新聞は今のところ滅んでいません。その滅びない部分が「Gunosy」には少し足りないような気はしていますが、まだ始まったばっかりだし、Webらしい特製を新たに出してもらえる可能性も十分あると思います。

 今の時代、リーンスタートアップをして、ユーザーにさらされながらサービスを育てたほう良いのです。

独自のアルゴリズム

 Gunosyは「独自のアルゴリム」で、「私が興味あること」を分析し、ネットに溢れる記事を選別して、寝起きの悪い私のもとに、毎朝、届けてくれます。Gunosyの「独自のアルゴリム」に関して「ここ最近のGunosy関連の批判についての所感」で触れられています。

 要約すると

 1. 読者の嗜好をさぐる方法
  A. 読者のtwitterから嗜好を解析しスコア付けする
  B. 読者のFacebookから嗜好を解析しスコア付けする
  C. Gunosy内のクリックログから嗜好を解析しスコア付けする

 2. 記事の収集
  A. 前日にtwitterでの話題に上がった記事
  B. 前日にFacebookでの話題に上がった記事
  C. 各種RSS(はてなブックマーク新着RSSも)などを参照
   ただし、記事の最低限の質を担保するために
   tweet数、like数、はてなブックマーク数も
   考慮している

 を軸に構成しているということです。

アルゴリズムとうまく付き合う

 1-A、TwitterはGunosyに登録していないのでなんと言えません。

 1-B、GunosyのFBアプリはどんな情報を見ているのでしょうか。FBの「アカウント設定」の「アプリ設定」で確認してみました。

 このアプリが必要としている情報
  基本データ
  あなたのメールアドレス
  あなたのプロフィール情報: 生年月日、好きなもの、位置情報

 このアプリができること
  ニュースフィードへのアクセス
  あなたにかわって投稿

 となっています。

 「あなたのプロフィール情報」は「最終アクセス」の「詳細」を見ると「自己紹介、生年月日、いいね!、音楽、テレビ番組、映画、本、好きな言葉、居住地、学歴と出身地」の情報も参照しています。ニュースフィードを見ているだけかと思いましたが、自己紹介を見ているとは思ってもいませんでした。

 私の自己紹介には「ワークフローオプティマイズ」という言葉がありますが、自分で作った造語なのでGunosyがどんな認識をしているかわかりません。

 FBページへの「いいね!」から嗜好を探ぐっているとなると、興味もないのに付き合いで「いいね!」をしているとスコアが分配されそう、嗜好判定が乱れることになりますね。自分の嗜好とあった記事が配信されていない人は、プロフィール周りや普段から「いいね!」を押す記事やFBページを嗜好にあったものにしぼってみてはいかがでしょうか?

 1-C、Gunosy内のクリックログ。興味あるものであればクリックされる。それは、Webではよくある話です。「関連する記事」はまさに興味の紐付けの可視化だし、AdSenseではマネタイズ化している。しかし、クリックしていないからといって、興味がないと言うわけではない。ここ重要。

 もし、クリックされないものは「興味が無い」という判断をしているのであれば、嗜好を狂わす原因の1つになります。先に「Gunosyで紹介される8割は既読」と書きましたが、「ものすごく興味が有る」ことなので、Gunosy到達前に読んでいます。

 例えば永江一石氏の「More Access! More Fun!」はFBページとGoogle+で更新情報がリアルタイムで流れ来ますので、その時に読んでしまいます。ですから。翌朝に来る、Gunosy上でクリックして2回目を読むことはありません。それを興味が無いと判断されると、私の嗜好は正しく判断たとは言えないでしょう。

 今できることは、たとえ「既読」でもクリックをする。そうすることで興味があることをGunosyにアピールする。もしくは、Gunosy経由の記事を開くのではなく、あえて、googleでタイトル名を検索しなおして記事を開くことで、クリックログでの評価を一切行わない。というところでしょうか。

 2. で気になるのは、記事の最低限の質を担保するために、tweet数、like数、はてなブックマーク数を考慮している点。

 自分は、野球が好きでブログもやっているので、野球系の記事をかなり漁るほうだが、良記事でもソーシャルボタンがついていないサイトが多い。

 また、ソーシャルボタンを考慮する結果、流行りモノを追いかける人々は、同じ記事に同じアクションを起こす確率は非常に高くなるだろう。その結果、類友効果が発揮され、複数の人に、同じような内容の朝刊が届いてしまう可能性は高くなる。

 これでは、「興味にそったニュースや記事をあつめてくるサイト」の部分で「個性ある興味」に対応しきれない感がでてしまう。実際には個性がないからそうなってしまっているだけなのだが…

 私も仕事柄、アルゴリズムと向き合うことが多い。アルゴリズムとは思考であり、思い考えることが同じであれば、アルゴリズムの結果は同じになる。そのことを読者側が理解していかないといけない。自分が他の人と少し違う思考を持つことでGunosyはとても楽しくなる。

 そして、Gunosyが「良記事」の定義を細分化出来、人によって違う「良記事」の定義を吸収出来れば、今までに見たことないようなメディアが誕生するのだろう。その日まで暖かく見守って行きたいものだ。

 追記 2013/08/10

 誤字脱字とか、言葉足らずな部分を直しました。まだ、読みづらい部分あるかもしれません。
 東京ナイロンガールズさん、リンクありがとう!!
 

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